フラワースティック基本技解説

フラワースティックの技の解説をしています。基本的な技から少し難しい技まで網羅できるように頑張っています。

このブログについて

フラワースティックの基本的な技を中心に紹介しています。

文中での左右は、特に指定がない限り右手で技を行う際のものです。

難度目安は☆を0.5、★を1として☆~★★★★★の10段階表記です。

e.g.)★★★☆→難度3.5

初心者の方は技チャートを見て練習する技の参考にすると良いと思います。

一部略称を用いています。(略称一覧

Q&A

ご質問やご指摘はTwitter(@ytbflowersticks)のDMかコメント欄までお願いします。

Q.使っているフラワースティックの種類は?

A.クリスタルスティックス スーパーフライトです。

現状、フラワースティックを使っている人の殆どは上記の製品を使用しています。

値段は少々高いですが、初めて買う場合でもスーパーフライトを買うことをおすすめします。

個体によって重さが全く違い、220g~320gくらいまでバラツキがあるので、2本目を買う際には絶対に重さを量って(or指定して)買うようにしましょう。

誤差は10gくらいに抑えられると望ましいです。

自分は、使い古したスーパーフライトの表面のゴムを剥いでテニス用のグリップテープを巻き付けて使っています。

Q.グリップテープを使うメリット・デメリットは?

A.メリットは主にコスト面、デメリットは手間がかかることです

メリット
  • 使えなくなったセンタースティックを再利用できる
  • 買い換えるより維持コストが低い
  • センタースティックを買い換える必要が無いので重さが変わらない
  • 本番前にグリップテープを巻き替えることで良いコンディションで演技できる
  • 自分の好きな色にできる
デメリット
  • 慣れないうちは巻き替えが面倒(2週間に1回程度)
  • 始めは使い心地に違和感を覚えるかも
  • 比較的短期間でコンディションが落ちる(だから巻き替えるんですけどね)
  • 技のやりやすさは新品には及ばない(新品>グリップテープ>使い込んだセンタースティック)
  • 踏むと汚れが目立つ(白を使っているからかも)

維持コストはセンタースティックを1年間使ったら買い換えるペースで計算しています。買い換えると年間10000円くらいですね。

テープは1本100円、センタースティックを巻くのに2本使います。

100×2×26(巻き替えは2週間に1回)=5200 なので半分くらいになると思います。

巻き替えにかかる時間はセンタースティック1本につき3分弱くらいです。

このブログに載っている技は全てグリップテープを巻いたフラワースティックを使っているので、一部の技が出来ないということは無いと思います。

人によって合う合わないはあると思うので、気になる方は使い物にならなくなったセンタースティックで試してみて下さい。

Q.グリップテープの巻き方は?

センタースティックの表面のゴムを剥いでグリップテープを巻き付けます。

ゴムはカッターで切れ込みを入れて剥いて下さい。

グリップテープを巻く手順
  1. テープを適切な長さに切る(粘着テープのある方を切らないように)
  2. ベルとの間に2cm間を空けて巻き始める
  3. テープはきれいに重なるように巻いていく
  4. 中心まで巻けたら反対側からもう一度

f:id:ytbflowersticks:20181020214830j:plain

ベルから2cmほど離して巻き始めます

f:id:ytbflowersticks:20181020214835j:plain

グリップテープがきれいに重なるように巻きましょう

f:id:ytbflowersticks:20181020214846p:plain

NG例

f:id:ytbflowersticks:20181020214841j:plain

半分巻き終わった所

f:id:ytbflowersticks:20181020215141j:plain

完成

粘着テープがセンタースティックの中心に来るように巻きましょう。

ベルにくっつくように巻き始めると軸が太くなりベル系統の技に支障が出ます。

最も重要なのはテープの長さです。

自分は64cmになるように切っていますが、センタースティックの長さは個体差があるので各自調節して下さい。

使っているグリップテープはGOSENというメーカーのグリップテープです。

お試しの際は5本入りの方を使うと良いと思います。

何度も言いますが、使えなくなったセンタースティックで試すことをおすすめします。

Twitter動画まとめ

Twitter(@ytbflowersticks)に上げた動画をまとめて簡単な解説を付けました。
マニアックな技から滅茶苦茶難しい技まで揃ってます!

シークエンスは難しくても単発なら簡単な技も多いので練習してみて下さい。
ぜひTwitterのフォローもお願いします。

略称一覧

デュアル縄跳び

足を痛めたい人におすすめの技。

97531→55500

難しい技の直後に難しい技をやると更に難しくなるらしいですよ!

Aチェーン→2in1ハンド

Aチェーン後に2in1ハンドに入ることで右手側のセンタースティックのきれいな処理を実現!
なかなか良い見栄えではないでしょうか?
安定させようとは思いませんが…。

3センターでAチェーン2

以前紹介した技と構造は同じですが、Aチェーン後の右手の処理を少し変え、左手でベルスピンする時間を短くしました。
ますます運ゲーになりました。

XDP→デュアルプロペラ(難)

基本的には↓と同じですが、アンダージアーム後に右足下でキャッチ→フィッシュを挟んで左足下からトス→ビハインドザバックプロペラの流れです。
フィッシュのところがぶつかりやすく、難しいです。

XDP→デュアルプロペラ

XDPバックロール→アンダージアーム→ビハインドザバックパスアンダーザレッグプロペラです。
これは(比較的)簡単。

アルバート→レッグロール

アルバートの直後に、以前レッグロール?で紹介した技をしています。
正直ごちゃごちゃしていて微妙ですね。

デュアルプロペラ×YSターン

デュアルプロペラから右手のセンタースティックを垂直に上げ、左手でネックロールYSターンをして右手で回収、左手で落ちてきたセンタースティックをプロペラ回収しています。
以外にも右手のトスが最も難しいです。ですが安定はすると思います。

デュアルチョップ×10

デュアルチョップを10回しています。
6回くらいまでは安定すると思いますが、それ以上はフラワーの機嫌次第です。

ハードル→アンダーザレッグ?

ハードルからデュアルプロペラを上げてピルエットし、足を地面につけたまま左足の下から右手を出して復帰しています。
プロペラが地面に着かないようにするのが少し難しいです。

7531

右手のハンドスティックを垂直に落とし、右足の下から左手を出してキャッチしています。
5(左手のセンタースティック)と3右手のハンドスティックをほぼ同時に投げるのがコツです。
上を全く見れないので怖かったです(笑)

アンダーザレッグ→ビハインドザバック

ピルエットの軸足と反対の足を上げてアンダーザレッグするとやりやすいと思います。

体が硬い③

左足下からのバックロール→左足下からのネックロール→左足下からのバックロールです。
右足でバランスを保つのが中々難しいです。

体が硬い②

従来行っていた左足の下からのバックロールに加えて、右足の下からのネックロールを交互に行っています。
見た目は似ていますが回している場所は微妙に違います。

体が硬い①

ネックロールのキャッチ後にヘリコプター回転を利用して足の外側から内側に入れ、そのままネックロールをしています。
周期を崩さずにネックロールにアンダーザレッグを組み込めるので、理論上全てのネックロールをこのタイプに置換することが可能に…?

アンダージアーム

リバースカスケードに一度インナースローを挟み、アウタースロー×2→インナースロー(アンダージアーム)という順番で投げています。
ミルズメスのように見えますが構造は別物。

プロペラ&フィッシュ→アルバート→ピルエット

プロペラ&フィッシュからXDPに入る途中でアルバートとピルエットをしています。
構造は単純ですがかなり難しかったです。撮影に15分近くかかりました。

ドーナツ→デュアルベルズメス→YSミル

ドーナツからYSミルに入れる簡単な流れです。
ドーナツデュアルベルズメスの相性は中々良さそうですね。

プロペラシークエンス

足を転がしてプロペラに入る技から以前上げたシークエンスに繋げています。
お手軽(に出来るくらい上手くなりたい)シークエンスです。

YSミル派生

足の内側から腕を出し、ネックロールをしています。
難しい上に分かりにくく、見た目も気持ち悪い技です。どうしようもねぇ!

キックアップ

ただのキックアップです。もう少し工夫が必要。

レッグロール?

足を転がしながらプロペラに繋げる技です。良い感じに気持ち悪く気に入っています。

(4x,2)(2,4x)→1up2up→2in1ハンド→55500

3センターの技を繋げた流れです。単発で安定していても連続だとやはり難しいですね。

アンダーザレッグ(デュアルアイドリング)

既存技を少しアレンジ。足下のデュアルアイドリングは足が攣りかけて危険という知見を得ました。

アンダーザレッグ(3センター)

リバースカスケードにアンダーザレッグを組み込んでいます。
投げる時とキャッチする時で2回行っているので少し難しいです。

デュアルハードル(アイドリング)

デュアルハードルをアイドリング中にやっています。
見栄えとしては既存の技の拡張っぽく見えて良いんじゃないでしょうか。
綺麗に決めるのはデュアルハードルより遥かに難しかったです。

97531

7531が右手7上げで安定していたので9を左手上げにしました。
さらに、5のセンタースティックを半回転にしたところ、20回位で決めることが出来ました。
3のハンドスティックをちゃんと1回転させている所がお気に入りです。

ハンドスティックロール

ハンドスティックの中央にセンタースティックを乗せて手前側に力をかけることで、ハンドスティックを一回転させています。ネタです。

アンダージアーム→2in1ハンド

3センターのアンダージアームから2in1ハンドを挟んでリバースカスケードに復帰しています。ミルズメスっぽく見えますが構造は異なります。

プロペラ2in1ハンドピルエット

プロペラでの2in1ハンドでピルエットしています。デビルでも理論上可能?
キャッチをデュアルアイドリングで誤魔化せるので思ったよりあっさり決まりました。

52512

2in1ハンドを練習していたら出来ました。右手の逆回転プロペラを見ないでするのがかなり難しいです。

プロペラベルスピンのおかげでサイトスワップの2が綺麗に見えるのはフラワースティックならではの利点だと思います。

BTBプロペラ

プロペラで腕の周りを回す技です。連続で行うにはかなりの回転制御力が必要になります。

クロスキャッチ

1up2upを垂直に上げて腕を交差させて取っています。難しいですが応用しがいがありそうです。

平行

ベルスピンをしてハンドスティックの上にセンタースティックをまとめ、投げ上げています。意外性のある見た目で気に入っています。

バッククロス

2in1ハンドのインナースローからバッククロス単発をしています。回転面をずれないようにするのが難しいです。将来的には連続も…?

2in1ハンド→3up

2in1ハンドから3upピルエットをしています。繋げただけですが案外見栄え良さそうです。

デュアルベルズメス→ベルズメスシャワー

デュアルベルズメスからコンタクトピルエットを挟んでベルズメスシャワーに移っています。コンタクトピルエットの面を綺麗にしたら使えるかもしれません。

デュアルハードル→デュアルアイドリング

↓のデュアルハードルからデュアルアイドリングに入っています。

デュアルハードル(左右同時)

ハードルを左右同時にやっています。腕と足を越すように投げています。案外簡単です。

YSターン派生(頭の後ろ)

YSターンで背中の後ろから飛ばしたセンタースティックを頭の横でキャッチしています。

アイドリングシャワー7531

構造的には一応7531です。

YS背中ロール

↓の背中ロールをYSに組み込みました。
将来的には両手で背中を回します(笑)。

背中ロール

応用可能性が高そうです。

BTBDP移し替えピルエット

滅茶苦茶難しかったです。
撮るのに30分かかりました。

YSターンピルエット

YSターン中に背中側から高く投げ上げてピルエットしています。中々難しいですが、かなりお気に入りの技です。

(アイドリングシャワー派生2)×3

アイドリングシャワー中にウィンドミルを3回やっています。

コンタクトピルエット→YS

コンタクトピルエットからYSに入っています。上げたセンタースティックの回転制御ができればそこまで難しくはないです。

YSミル派生

YSミルバックロールを足下からやっています。微妙。

YSターンシークエンス2

どこが変わったか分かるかな?

BTBDPピルエット

実は戻るほうが難しいです。

BTB7531

(ビハインドザバックデュアルプロペラ7531が安定していれば)案外簡単です。

3センターでAチェーン

リバースカスケードAチェーンを組み込んでいます。鬼のように難しかったです。

Aチェーン→足下XDP

Aチェーンからアンダーザレッグのクロスアームデュアルプロペラに入っています。
過去の記事でも似たようなことやってます。

アイドリングシャワー派生2

アイドリングシャワー中に1回ウィンドミルを挟んでいます。慣れれば連続で出来るかも?

アイドリングシャワー派生1

アイドリングシャワー中に両手でゆったりとしたプロペラを挟んでいます。センタースティックの中心より少し下を的確に狙う必要があり、見た目よりはだいぶ難しいです。

DP基礎トレ

ワンタッチでアンダーザレッグビハインドザバックを行い、サラマンダーで〆ています。このプロペラ制御能力はデュアルチョップにも必要になるかもしれません。

2人でリバカス

後輩とのペア技です。2人でリバースカスケードをするのは案外簡単です。フラワースティッカーを2人集める方がよっぽど大変。

貴重なスティッカーと交流できる関棒(@stick_japan)に行きましょう!

ドーナツパス

どひあ杯チームの練習中にできた技です。ドーナツでパスをしている最中にYSターンをしています。難しすぎたのでボツ。

どひあチームハイライト

Infinityの部内大会であるどひあ杯のチーム部門に出場した際の演技です。一番難しいのはフラワースティッカーを3人集めることだと思います。

B'チェーン

ストップアンドゴーからBチェーンに入っています。普通のBチェーンとは違い、上からセンタースティックが回る構造になっています。

AチェーンとBチェーン両方知らないと面白くないマニアックな技です。

クロスアーム7531

サイトスワップでは7531です。センタースティックを真上に上げて腕を交差させて取っています。

クロスアームデュアルプロペラへの入り方としてやってみましたが、難しい上にその後の展開も悪いという残念な技です。

7333→XDP

73332in1ハンドビハインドザバックパスデュアルチョップビハインドザバック&アンダーザレッグデュアルアイドリング

ひたすら難しい技を詰め込んだパートです。

早稲田祭本番では4ドロップしましたが、そのうち3ドロップがこのパートでした。

足下XDP復帰

クロスアームデュアルプロペラ(足下)からプロペラを打ち返してデュアルアイドリングに戻っています。

出来たときは画期的な技だと思いましたが、そもそも足下のクロスアームデュアルプロペラをやる人がほぼいないので役に立つ機会は無いでしょう。

脳筋7333

7333からノータイムで2in1ハンドをしてビハインドザバックパスに繋げています。

YSターンシークエンス1

YSターンを2回入れたシークエンスです。

ドーナツ→YSターン→YSミル→レッグロール→YSターン→YS

ドーナツ系にしては技の流れが速いので気に入っています。

アイドリングシャワー(ボディースロー)

アイドリングシャワーの派生技です。

アンダーザレッグ→ネック→ビハインドザバックを連続して行います。

ネック→ビハインドザバックがとても難しいです。

ネック系統シークエンス

画質悪くてすみません。

ドーナツシャワー→ピルエット→フットストール系統→YSターン→YS→YSミル派生

前半のピルエットまでのシークエンスは比較的簡単でそこそこ見栄えがするので、依頼等でも愛用しています。

最後のYSからコンタクトピルエットをして回収する部分もよく使っています。

どひあ杯でYSをEDMのサビに合わせたのは良い思い出です。

アイドリング

アイドリング☆

センタースティックを左右に振る、スティックにおいて最も基本的な技。

ビルスティックと違いフラワースティックではかなりやりやすいですが、それでも新入生の心は折れがちです。

失敗のパターンに合った指導をしましょう。

コツ
  1. ハンドスティックの先端を少しだけ上向きにする
  2. センタースティックの上から1/4のところを叩く
  3. 叩く際は(横方向ではなく)上方向に力を加える
  4. キャッチした際に手首が外側に開きすぎないようにする
  5. センタースティックの振れる角度は90°以上を目安にする
  6. 手の位置を広めに保つ

センタースティックが中心を軸として振れるようにしましょう。

センタースティックが前に転がる場合は1、ブレる場合は2、3、4、下に滑り落ちる場合は5、6を意識すると改善します。

センタースティックを叩き返すのではなく、衝撃を吸収して浮かせる感覚を身に着けましょう。

ハーフフリップ☆

アイドリングからセンタースティックを半回転させる技。

横方向に力を加えていると、アイドリングがなんとかできてもハーフフリップで飛んでいきます。
上方向に力を加えることが大事です。

フルフリップ☆

センタースティックを1回転させる技。

コツはハーフフリップと同じです。